海洋プラスチック廃棄物
環境管理課です。
先日、朝日新聞に「海洋ごみ資源化 挑む」の見出しで、波打ち際にはプラスチックや流木、漁具…という内容の記事を目にしました。その中で気になったのが、不法に投棄されているプラスチックごみの中に「漁具」の文字があったこと…
現在、世界中で海に流出している、年間約800万㌧という大量のプラスチックごみ。このままのペースで行けば、2050年には、海に生息する魚の量を超えると推測されています。
多種多様な海洋ごみが浮遊・漂着しています。その中には、漁具・漁網も少なからず含まれているでしょう。ただ、誤解してほしくないのが、決して「不法投棄」ではないという事。
近年頻発している大型台風や爆弾低気圧、急潮といった異常気象がもたらす時化による、強力な自然の力によって破壊されてしまい、海に放出されてしまった物がほとんどです。
漁具は決して安価な物ではありません。特に弊社がメインで製造・販売している定置網は、一部分のパーツだけでも高級車や家が一軒建っしまうほどの高価な物です。もちろん簡単に海に捨てたりする事などあるはずもなく、海に設置してある、海で使用しているから…という理由だけで、海洋プラスチックと結び付けられてしまっているようです。
日本国内で製網されている、網の年間総生産量は1万㌧そこそこ…年間800万㌧という数字と比較しても、その割合は微々たるものである事を、ご理解いただけるかと思います。
弊社では、廃漁網の処理のお手伝いもしております。ご相談などありましたら是非ご連絡下さい。
🖋written by shintaro
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